訪問看護・訪問介護の利用までの流れ

在宅での医療・介護サービスを利用するための手順をわかりやすく説明します。


訪問看護(訪問リハビリ)の利用までの流れ

訪問看護は、看護師や理学療法士などが自宅を訪問し、医療的ケアやリハビリテーションを提供するサービスです。

1. 主治医への相談

かかりつけ医や入院中の医師に、訪問看護の利用について相談します。医師の指示書が必要となるため、まずは医師に相談することが重要です。

2. 訪問看護ステーションの選定

  • 主治医や病院の相談員、ケアマネジャーから紹介を受ける
  • 地域の訪問看護ステーションを自分で探す
  • 複数のステーションを比較検討する

3. 訪問看護指示書の発行

主治医が訪問看護指示書を作成します。この指示書には、病状、必要な看護内容、訪問頻度などが記載されます。

4. 訪問看護ステーションとの契約

  • 訪問看護ステーションと面談
  • サービス内容や訪問スケジュールの相談
  • 契約書の取り交わし

5. サービス開始

訪問看護師が自宅を訪問し、以下のようなサービスを提供します:

  • 健康状態の観察・管理
  • 医療処置(点滴、注射、創傷処置など)
  • リハビリテーション
  • 服薬管理
  • 療養生活の相談・支援

💡訪問リハビリは、理学療法士(PT)が訪問し、機能訓練を行うサービスです。HAPPYの訪問リハビリは、訪問看護の一環として提供されます。


訪問介護の利用までの流れ

訪問介護は、ホームヘルパーが自宅を訪問し、日常生活の支援を行うサービスです。

1. 要介護認定の申請

訪問介護を利用するには、まず要介護認定を受ける必要があります。

  • 申請先: 市区町村の介護保険担当窓口、または地域包括支援センター
  • 申請に必要なもの:
    • 介護保険被保険者証
    • 申請書
    • 主治医の意見書(後日、市区町村が主治医に依頼)

2. 認定調査

市区町村の調査員が自宅を訪問し、心身の状態について聞き取り調査を行います。

3. 要介護度の決定

調査結果と主治医の意見書をもとに、要介護度が決定されます(通常、申請から約30日)。

  • 要支援1・2: 軽度の支援が必要
  • 要介護1〜5: 介護が必要(数字が大きいほど重度)

4. ケアマネジャーの選定

  • 要介護1〜5の場合: 居宅介護支援事業所のケアマネジャーを選ぶ
  • 要支援1・2の場合: 地域包括支援センターに相談

5. ケアプランの作成

ケアマネジャーが利用者や家族と相談しながら、ケアプラン(介護サービス計画)を作成します。

  • どのようなサービスが必要か
  • サービスの利用頻度
  • 利用する事業所

6. 訪問介護事業所との契約

  • ケアマネジャーの紹介や自身で事業所を選定
  • 訪問介護事業所と面談
  • サービス内容の説明と契約

7. サービス開始

ホームヘルパーが自宅を訪問し、以下のようなサービスを提供します:

身体介護

  • 食事介助
  • 入浴介助
  • 排泄介助
  • 着替えの介助
  • 体位変換

生活援助

  • 調理
  • 掃除
  • 洗濯
  • 買い物代行

⚠️注意: 訪問介護では、利用者本人以外(家族)のための家事や、日常生活に必要ない行為(草むしり、ペットの世話など)は対象外のため、自費での対応となります。


費用について

訪問看護

  • 医療保険: 医療保険が適用される場合(年齢や疾患による)
  • 介護保険: 要介護認定を受けている場合は介護保険が優先
  • 自己負担: 通常1〜3割

訪問介護

  • 介護保険: 介護保険が適用
  • 自己負担: 通常1〜3割(所得に応じて異なる)
  • 要介護度によって利用できる上限額が決まっています

相談窓口

困ったときは、以下の窓口に相談できます:

  • 地域包括支援センター: 高齢者の総合相談窓口
  • 市区町村の介護保険担当課: 制度全般について
  • 主治医: 医療・介護サービスの必要性について
  • 訪問看護ステーション: 訪問看護について
  • 居宅介護支援事業所: ケアプラン作成、サービス全般について